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この第5部「黄金の風」を描く時にぼくは考えました。では、「生まれて来た事自体が悲しい」場合、その人物はどうすればいいのだろうか?人は生まれる場所を選べません。幸せな家庭に生まれる人もいるし、最初からヒドイ境遇に生まれる人もいます。

で、もし「運命」とか「宿命」とかが、神様だとか、この大宇宙の星々が運行するように、法則だとかですでに決定されているものだとしたら、その人物はいったいどうすればいいのだろうか?そのテーマがこの第5部「黄金の風」の設定であり、登場する主人公や敵たちです。

(中略)

彼らは「運命」「宿命」に立ち向かい、それを変えていく事なんてできるのだろうか? そのことをずっと考えながらこの第5部を描きました。執筆した時期とか状況もあってとても苦しく暗い気分になりました。どうしよう?「運命」とか「宿命」とかが、そんなに簡単に人間の努力とか根性とかで変えられたら、そんなの最初から「運命」なんて言わないと思うし、軽々しすぎる。そう思いました。

(作者あとがきより)

読んでいたときの状況もあって結構読みながら暗い気持ちになったりもしたけど、読み終えたら読んでよかったと思えた。

どうしたら人は決定づけられたものを乗り越えたり折り合いをつけて生きることができるのだろうと、最近はそれをよく考える。

考えがまとまらない。また別エントリに起こすかも。